あたしがコーヒーショップを経営していた時に、自家焙煎をしなかった理由はコーヒーショップを経営してた時の業者のご意見の「焙煎は経験を積んだ職人でないと難しい」という話を疑問もなく信じ込んだからであるのである。
まあ、なにしろ経営であるので、コーヒーの味以前に、その他の条件の方が集客あるいは売上には重要であるし、なんといっても忙しいので、職人でなければできないようなもんをわざわざやる気にはならなかったわけである。
しかし、体調の悪くならないコーヒーを追求するためには、ここをクリアしないとどーにもならないわけである。
それで、何がなんだかわからんので、とにもかくにもネットで検索したらば、煎り上手てなおもしろネームの手煎りの道具を見つけたのですぐ注文したのである。
ネットは実に便利であるのである。
かっぱ橋で一日探しても見つからんものも、すぐ見つかるのである。
しかし、なにしろ手煎りであるので、これは難しそうであるのであるが、5千数百円であるので、まあ、できなくても経済的にも精神的にもダメージがないのでとにかくやってみるわけである。
10分ぐらいカラカラと動かしながら生豆を煎ると、ものすごく簡単に見事にフルシティローストあるいは中深煎りぐらいに煎り上がったのである。
まあ、若干、煎りむらがあるが、別にこれを商売で売ろうというわけじゃないから、どーでもいいのである。
それで、すぐハリオのドリッパーで入れて飲んでみると、あらら、ちょうど酸味が消えて、苦味もほどよく、すんごく美味しいではないか。
こんなに美味しいコーヒーは飲んだことがないぐらい美味しいぞ。
あまりにも美味しいので、涙も溢れて前が見えなくなるぐらい美味しいではないか。
おいおい、職人仕事はどうしたんだ?
誰でもできるし、ものすごく簡単じゃないか。
豆は安いし、焙煎は簡単だし、これでは焙煎業者の単なる営業トークにいいようにされていただけではないか、つーことまで判明して、人生は霊能者のあたしでもとんちきなことをやってる場合があるてなことも判明したのである。
ううむ、「自家焙煎は難しいので焙煎業者にまかせましょう」てな話は、ご商売上の誰かの策謀であるのである。
しかし、この手の手動の焙煎は聞きしに勝る匂いであるので、焙煎後もしばらく換気扇をかけて、室内の空気を入れ替えることをお勧めするのである。
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