2014年4月19日土曜日

07.コーヒー生豆の収穫年度による分類

コーヒーの生豆は収穫年度により、多くの場合、毎年10月1日を初日として計算され、次のように分類されるのである。
ただし、全世界で同じ時期に一斉収穫が行われるのではなく、国や地域によって収穫時期はさまざまであるので、一応の目安であるのである。
また、販売店によっては、ちがう販売基準を設けているところもあるのである。

<ニュークロップ>
その年に収穫された生豆で、収穫してから数ヶ月程度のものをいう。
米でいうところの新米である。
青々とした青みがあり、グリーンあるいはコーヒーグリーンと称され、青草のような匂いがする。
水分量が多いので煎りむらがでやすく焙煎が難しいということであるが、実際にやってみるとそんなことはなくて、簡単に綺麗に焙煎できるので、新米同様に、これを選ぶことがベストであるのであるのはゆーまでもないことであるのである。

<カレントクロップ>
収穫してから数ヶ月から1年以内程度経過した状態の生豆をいい、当年度の生豆という言い方もある。
まあ、ここまでは米でいう新米の範疇であるわけである。
ニュークロップと比べて青みがやや薄くなるが、あたしが買う日本の生豆は全てを輸入に頼っているのであるので、ニュークロップとして販売されているものも、収穫からいろいろな作業を経て仲買を含めた流通から日本の港に届き国内の販売店に出回ってあたしらの口にはいるときは、通常はこの状態のものであるわけである。
収穫時期から1年以内のカレントクロップも含めてニュークロップであるとして販売されるのは理解に難くないところであるのである。

<パーストクロップ>
収穫から1年以上経過した前年度のコーヒー生豆をいう。
米で言うと古米にあたるものである。
まあ、販売店ではわざわざパーストクロップであると表示してはいないので、ニュークロップと表示されていなければパーストクロップと思っていいわけである。
ニュークロップに比べて水分量が少ないことから、煎りむらが少なく焙煎が容易である反面、味や香りに特徴やキレがなくなるとというご意見もあるが、ワイン同様に、個人の好き嫌い思い込みであるので、どーでもいいのである。
販売店によっては、ニュークロップは焙煎が難しく、味も青臭くいので、パーストクロップがオススメとしているが、古ければ当然、それなりの酸化腐敗、毒カビ発生などの問題がでてくるわけであるし、焙煎は簡単に誰でもできるので、わざわざパーストクロップを選ぶ理由はないのである。

<オールドクロップ>
収穫から2年以上経過した生豆をいう。
米でいうところの古々米であるのである。
含水量の低下、風味香味を形成する成分の低下のため、どんなに優れた焙煎技術をもってしても香り豊かなコーヒーにはならないつーことであるが、初期のころの日本の喫茶店にはこの手の豆しか入ってこなかったてなことであるので、その味が懐かしいなんて人もいるわけであるろうから、味についてはなんともいえないところである。
まあ、好き好んで、これを選ぶ理由は皆無であるので、あたし的には対象外であるのである。
ネットなんかの収穫年度をみると、けっこう2年以上経過したものがあるので、まあ、昔の味を懐かしむ方は注文してお試しになってもいいかもしれんのであるが、あたしはまっぴらごめんであるのである。

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